一次創作設定解説まとめ

一次創作のあらすじや世界観設定の解説を軽くまとめてます
随時追記していきます

世界観

舞台は宇宙
かつて無の空間だったこの世界に、一柱の神が誕生した
神はそのうち強力な「陽」の力と「陰」の力に分かれ、居場所を奪い合い戦争を起こす
こうして陽の使い手「天帝」が陰の使い手「黒帝」を斃し封印
無だった空間には戦争の衝撃によって「宇宙」という世界がつくられていた
その宇宙に、天帝はまず三つの自分と同じ生命体をつくり出す

時を司る神
生命を司る神
死を司る神

この三柱の神達の手によって、何もなかった宇宙は時を刻み始める

この世界で生きる生命体たち

●星の精(神・精霊)
この宇宙に存在する生命体の中で上位にあたる種族。宇宙の管理者達
宇宙間を自由に行き来することができ、強大な力を持つ
扱う力は星の力を源にした「呪力」

性別の概念がなく、始めは無性別の器(体)で誕生する
成長とともに、ヒトの世界に溶け込めるようにどちらかの性を持つ器に変化していく

同じ星の精の中でも更に「天星」と「星の子」という種族に分けられる
○天星
天帝が自らの手で作り出した星の精霊。自らの故郷である星を持たず、天帝から与えられた銀河と銀河の星々を管理する役割を持つ
寿命がなく、器に大きな損傷を受けたり短時間で大量の呪力を失うなどといったことがない限り死ぬことはない
彼らが大切にするものは天帝であり、基本的に天帝の命令に従って動く
また、天帝の手によって作られた最初の十人の天星は「天司十星」と呼ばれ、銀河を治める他に非常に重要な役割をそれぞれ天帝から与えられている
○星の子
天星が創り出した星から生まれた星の精。彼らは自分を生み出した星を創った天星を「統括者」と仰ぎ、自分の星で何か重大な問題が起きた時には彼らに助けを求める
星の子は自分を生み出した故郷の星の管理者となり、星が消失してしまわないように務める
また、星に妖精や人間等の生命体が誕生した場合は彼らを守るために働くこともある
ある星の子はその星の神様のような存在として在り、またある星の子はその星の最高権力者として国を治めたりと、星によって星の子の在り方はまちまちである
自分を生み出した星と命を共にしているようなものの為、寿命がある
跡継ぎとなる星の子が誕生すれば、それまでいた星の子はヒトと同じ「百の巡り」の輪廻に入ることが許され、ヒトへ転生することが可能
●精霊
星の精には属さない、万物の力を有した精霊たち
「火の精霊」や「水の精霊」等の万物の力の源である存在
主に自然界で暮らし、その星に暮らす人々に自分たちの力(魔力)を分け与えている
魔力は元々星の精が扱う「呪力」をヒトが扱えるように変換したものであるが、変換したことによって性質が大きく異なってしまった為に、星の精は彼らの力を借りて魔力を扱うことはできない
●妖精
常に薄い二枚羽を背中に有している「妖精族」と、強力な力を使う時にのみ天使のような翼を羽ばたかせる「天使族」の二族がいるが、それらはすべて妖精と称される
天星が創った星に誕生し、生活を営む
扱う力は、精霊達の万物の力を借りた「魔力」
妖精として生まれた者はほぼ全員魔力を持ち、それによって星の精の存在を認知しやすくなるため、妖精が国を作っている星は星の子を最高権力者としているところが多い
その場合は最も優れた人格と魔力を持つ妖精をその星の「妖精長」とし、星の子の執務の補佐にあたらせる
星の精には及ばないが、強い魔力を持った者はある程度の距離の星と星の間を自由に行き来することができる
人間に比べると遥かに長命。また外見も若い頃の容姿で成長が止まる場合が多く、年老いた姿の妖精を見かけることはほとんどない
●人間
妖精と同じく、天星が創った星に誕生し、生活を営む存在
妖精と違うのは、「魔力」を有する者が非常に少なく星の精の存在を認知できる者がほとんどいないため、人間が国を作っている星では星の子の存在は「神のような存在」として神話のように語り継がれていたり、存在すら認知されていなかったりする
完全な人間社会となってしまった星を管理する星の子は、決して人が立ち入らないような山奥や海の底等に身を隠し、ひっそりと星を守っている

※妖精と人間は、星の精からは「ヒト」と総称される

●悪魔
天帝が黒帝と戦争を起こした際に、黒帝がつくり使役した兵たちの成れの果てといわれている
戦争が終わった後、天帝が一つの星に彼らをまとめて封印した。存在を認められていない
黒帝が生み出した存在の為、現在の宇宙で使われている「呪力」や「魔力」の類を一切使うことができず、黒帝が持っていた陰の力の残滓であれば使うことができる
基本的に外界との関わりと一切断たれているので彼らが外に出てくることはほぼないが、彼らが封印されているのは星の為、極稀にその生活圏に外界の妖精が迷い込んでしまうことがあるようだ
黒帝の手から生み出された兵士の血を引いている者たちは人の姿を保って生活しているが、彼らの持つ陰の力から生み出された悪魔、及びその陰の力に触れ悪魔と化してしまった外界のヒトは異形のものと化してしまう場合がほとんどである

重要人物

天帝

宇宙神。森羅万象の神。宇宙の絶対的存在であり創造主
宇宙という世界を、自分たち星の精が平和に暮らしていける世界にするために日々尽力している

彼が大切にしているのはあくまで「星の精」のため、宇宙をつくっていく中で偶然誕生したヒトやその他の生命体についてはあまり深く考えておらず、「まあ悪さをしなければそのままにしておいても構わんだろう」というスタンスで生かしている。が、ひとたびヒトが星の精や自分の領域を侵すようなことをすれば大きく怒り、「勅命」という処罰命令を天司十星たちに与え、それらを根こそぎ処罰させている

また、未来を視る力を持っており、それによって天帝が定めた「宇宙の命運」がある
その命運から外れることはすなわち宇宙が終焉へ向かうことを意味し、それを修正するためならどれだけの罪のないヒトが犠牲になろうが、天帝は歯牙にもかけない

自らが生み出した天星や星の子達のことはよく気にかけるが、それ以外の生命体のことは虫程度にしか思っていないという非常に冷酷な面がある

天司十星

天帝がこの世に最初に作り出した十人の天星のこと。天帝の手足のような存在
天帝が持つ力を役割として与えられており、彼らが存在することで宇宙の秩序が保たれている

そのうち最初の三人には特に重要な役割を与えられているため、天帝から神格も一緒に与えられており、「三神星」と呼ばれている

※名前をクリックするとちょっとした解説が出ます

時を司るシリウス

生命を司るフローライト

死を司るアヌビス

呪術(呪力)を司るユエ

意思を司るルピナス

進化を司るアオバ

審判を司るフォルテ

記憶を司るアカツキ

知恵を司るロキ

秩序を司るシアン

天帝、天司十星、その他天星は基本的に天帝の考えに従って動くため、そこにヒトの存在が考慮されることはない
故に天帝の定めた「命運」によって罪のないヒトが命を失うことになったとしても、決して手を差し伸べることは許されず、命運通りの結末を見届けることしかできない
勿論シリウスやフロー、アオバなど、ヒトと深い付き合いがありヒトを快く思っている者は天帝のこのやり方に密かに異を唱えているが、「死が決まっているヒト」の命を救うことで、その後の宇宙の未来が滅亡に繋がってしまう可能性があることを知っているので逆らうことができない

危機状態にある星に任務の為に降り立つ天司十星達であるが、彼らがやるべきことはあくまで「宇宙が滅亡する道をここで断つため」なので、「ヒトの敵ではないが、味方でもない」存在なのである

精霊王

ヒトの世における森羅万象と万物の力を管理、監視している(宇宙全体のそれに関しては天帝及びシアンの管轄)

星の精が扱う「呪力」を「魔力」へ変換し、精霊を通じてヒトが使えるようにしている
星の精とヒトの世を繋ぐ存在

現在は浅葱という男が精霊王の名を継ぎ、ヒトの世を監視している

あらすじ

クリスタルability

物語のあらすじはこちらから
非常に長いです