学生時代からちまちまと描いていた、先程の世界観を舞台とした漫画ですが、キャンパスノートに直描きな上に画力等公開するには色々と個人的に問題があるので、ですがこの話を知らないと後々このサイトに上げていく作品を読むのに少々支障が出るので、あらすじだけまとめます
概要
地球に住む12人の少年少女と、太陽系の星の精達が協力し、宇宙に迫る脅威と戦うお話
クリスタルという結晶を介し魔術を使って様々な敵と戦いながら、彼らは強大な敵の陰謀に巻き込まれていく。ダークファンタジー
登場人物
主人公達は前世が太陽系の星の精であり、転生し地球に住む人間として生活をしている
トパーズ
女/13歳
金髪の長い髪を高い位置でポニーテールにしている
トキワの町の出身で、町の近くの深い森の近くに自宅があり、小さい頃からほぼ毎日森の中に繰り出し、釣りをしたり木の実や山菜等を採って生活していた半野生児
心優しい性格でありながらリーダーシップもあり、彼女の言葉には惹きつけられる何かがある
前世は冥王星の星の精「スピカ」
イエロー
男/13歳
トパーズと同じく金髪の少し緩いパーマのかかった髪をポニーテールにしている。最初は帽子を被っていた
森の中で化け物に襲われていた狐の親子を逃がそうとしていたところに、トパーズと出会う
生き物の傷を癒やす力を元々持っている、魔力の使い手
トパーズと同じく心優しい性格の持ち主。争いをあまり好まないが、大切なものを守るために自ら先頭に立って指揮を執ることも
前世は天王星の星の精「ビアンカ」
ウォーター・ハナダ
女/13歳
ハナダの街の地主の娘
箱入り娘として育てられてきたため自由を夢見ては、時折屋敷から一人で脱走し、街で遊んでいることもしばしば
非常にお転婆で勝ち気な性格であり、ゆうじとは喧嘩が絶えない
口より先に手が出るタイプ
前世は火星の星の精「フォボス」
ゆうじ
男/13歳
超能力(魔力)を持って生まれ、その力を気味悪がった家族や町の人達に疎まれ育てられてきた。やがてそんな生活に嫌気が差し、なかば絶縁という形で家を出、旅をしていた
旅先でウォーター、そしてトパーズ達と出会う
一見クールに見えるが口が悪く、非常に喧嘩っ早い(育てられた環境が環境なだけに性格が歪んでしまったという自覚があるらしい)
前世は金星の星の精「アオイ」
ティアラ・スノウラル
女/14歳
スノータウンという田舎の小さな町で生まれた、とある王家の末裔
現在はその王家としての権力はほぼ残っておらず、スノータウンの地主として家系を残している
その王家の血筋が残してきた「魔力」を継ぎ、魔術を使う
非常に明るい性格で、天然
前世は木星の星の精「リシテア」
みずき・ザンダー
男/13歳
スノータウンにある唯一の学園で学園長をしている父と、大学で教授をしている母を両親に持つ
非常に頭が良いが、挑発されるとすぐに乗ってしまう為よくゆうじと喧嘩をしている。頭の良さがあまり生かしきれていない
ティアラとは家が近く、幼馴染で昔からよく面倒を見てやっていた。家事、料理が得意
前世は太陽の星の精「レア」
アイビー・ブラッサム
女/15歳
ティアラの親友
スノータウンは隣国ミンドルトン皇国が治めるミンドルトン領土のすぐ隣に位置しており、彼女は元々ミンドルトン皇国の街に住んでいて、数年前にスノータウンに越してきたらしい。故に喋り方に独特の訛りがある
ティアラと同じく明るい性格で、また子供の面倒を見るのが好き
前世は月の星の精「アルテミス」
ダーツ・ザンダー
男/15歳
みずきの兄
みずきより断然頭がよく、また宇宙や星といった天文学に強く興味を抱いており、不在がちな両親の許可を得たのか得ないのか、自宅に天文台まで作ってしまう程の天文オタク
その頭脳は折り紙付きで、齢15にして大学の博士号を取得している
旅先においても思慮深く、問題点や疑問点には積極的に食いつき、打開策を練る策士ポジション
しかし生活能力が皆無で、自宅では家事をほとんど弟のみずきに任せていた
前世は海王星の星の精「ディスピナ」
琥珀・エターニティ
男/16歳
ウォーターシティ出身
街中に湧く神聖な泉に祈りを捧げる巫女の家系に生まれ、巫女の姉が一人いる。が、幼い頃に姉を時空の狭間に連れて行かれ、今は琥珀が姉の代わりを務めている
巫女の仕事をするかたわら、姉が果たしてどこへ連れ去られてしまったのかをずっと調べていた矢先、トパーズ達と出会い、姉が遠い空の国、妖精国ベガにいることを知り旅に同行することになる
大人しく遠慮がちな面とは裏腹に、怒ると人が変わったように口調や態度が変わる。が基本的にはいい子
前世は地球の星の精「ヒヅキ」
蒼
女/14歳
ウォーターシティで暮らす平凡な少女だったが、とある偶然でトパーズ達と知り合い、またクリスタルの使い手であることが判明し、旅に同行することになる
彼女のクリスタルが目覚めたことにより、トパーズ達が太陽系の星の精達と契約を交わす地盤が完成し、この旅の真の目的が徐々に明らかになっていく
大人しい性格だが意外と好戦的なところがあったりする
前世は水星の星の精「ロウェナ」
イレーヌ・パフィシア
女/14歳
首都ディレイス皇国に住む
歌と踊りが得意で、その実力は歌で敵側に引っ張られたキールの弟の魂を共鳴させ、連れて帰ってこれるほど
とある事情で彼女の持つクリスタルと前世の星の精の力が必要になり、彼女もまたトパーズ達と旅を共にすることとなる
少々人見知りなところがあるが、心を開くととても人懐こく接してくれる
前世は彗星の星の精「美月」
キール・ウェブラス(ディレイス=キール・ウェブラス)
男/14歳
ディレイス皇国を治めるウェブラス家の第一皇子
皇子ではあるが、民間人が通う教育施設で学び、そこでイレーヌと出会って一目惚れをしている
イレーヌと同じく、彼の持つクリスタルと前世の星の精の力がトパーズ達の旅に必要不可欠な為、協力することになる
とても心優しい性格であり、人の気持ちに寄り添うことができる慈悲深い人
だがひと度キレると非常にガラが悪くなり、家族かイレーヌ、もしくは世話役の彗がいなければ止めることは不可能
前世は小惑星の星の精「螢」
その他、旅には加わらないが協力してくれる人達
メル・ラディカル
女/14歳
フォーリィシティ出身
クリスタルの使い手であり、星の精と契約する為に彼女の力が必要だった
旅に同行することはなかったが、トパーズ達が妖精国ベガへ旅立った後の地球での戦力として戦う
ラディカル侯爵家の直径子孫。両親を幼い頃に亡くし、まだ幼い妹と二人暮らしをしているためか、責任感が強く芯も強い
シルフ
男/14歳
フォーリィシティ出身。メルの親友
メルと同じく、クリスタルの使い手であり星の精の契約の為に協力した
その後はメルと同じく地球に残り、防衛戦で活躍する
カトリーヌ
女/14歳
フォーリィシティ出身。メル、シルフの親友
彼女らと同じく、クリスタルの使い手。星の精の契約の為に協力をした
その後は彼女らと同じく地球に残り、戦う
非常に明るい性格で、ムードメーカー。食べることが好き
ウィル
男/14歳
謎の多い少年。星の精について何やら知っているようで、封印されていたレグルスを助けようとしていた。結局クリスタルの使い手だということが判明し、トパーズ達と協力してレグルスを封印から解くことに成功する
その後はメル達と同じく地球に残り戦う
スノウ・ウェブラス(ディレイス=スノウ・ウェブラス)
男/12歳
キールの弟。ディレイス皇国の第二皇子。
兄と同じく非常に穏やかで優しい性格をしており、生き物が大好き。
特に昆虫には目がなくその中でも特に蝶が好きで、温室庭園にはスノウが育てた様々な種類の蝶が飛び回っている。
トパーズ達と同じく前世は星の精であり、その頃にセレスと会っていて、その時に抱いていた感情を敵に利用され力を操られてしまう。しかしイレーヌの歌によって自身を取り戻し、クリスタルを覚醒させる。
前世は小惑星の星の精「吹雪」
彗・スィフトタッフル
男/17歳
ディレイス皇国の城で使用人として働いている。
10歳の頃、自分の名前以外すべての記憶を失った状態でキール達の父親に拾われ、我が子同然に育てられる。失った記憶や自分が本当は何者なのかはいまだにわからないが、彗自身は過去を追い求めることは望んでいないようである
非常に心優しく、植物の世話をするのが好き
美月と螢を覚醒させる為のキーマンとなる存在
前世は小惑星の星の精「和泉」
他の子達はクリスタルを召喚することで前世の自分を覚醒させることができるが、彗だけは常に自分の内側に和泉が存在しているような状態であり、クリスタルを使用しなくても和泉が勝手に出てくることが多い
また、和泉が蛙を苦手としているためか、特に蛙が苦手ではない彗が和泉のせいで蛙にビビり散らかす様子が散見される
星の精
トパーズ達と契約を交わす太陽系の星の精達
元はクレスが太陽系の星の精と契約を交わしていて、その契約の力が込められたクリスタルをトパーズ達が手にすることで彼らとの契約が完全に成立し、召喚することができるようになる
シリウス
太陽系星の精のリーダー的存在
太陽の星の精として、みずきと契約を交わす
太陽の星の精とはいうものの、その実態は「三神星」の「時の神」であり、この宇宙のナンバー2的な存在である
属性が非常に近いことから、天の川銀河を統括することになった際に太陽を拠点とするよう天帝に勧められた為、ここでは太陽の星の精としてトパーズらに協力をしている
ナンバー2的な存在ではあるものの、本人はあまり地位や肩書といったものは気にしておらず、他の太陽系星の子達には家族のような感じで接してほしいと思っている
セレス
太陽系に属する水星の星の精。蒼と契約を交わす
幼い少女の容姿で、着物を身にまとっている
明るい性格で他人に優しく、誰かを助ける為に自分の命が犠牲になるとしても決して躊躇うことのない強かな面もある
主に水・氷・音の呪術を使う。
太陽系に属する星の「音」の力を常に調律することもしている
レグルス
太陽系に属する金星の星の精。ゆうじと契約を交わす
16歳程の見た目の男性体で、ブロンドの長い髪を後ろに一つに束ねている
金星の星の精特有の力か、非常に力持ち。電柱くらいなら余裕で片手で引っこ抜ける。反面性格は穏やかで天然。気を抜くと色々なものを壊してしまうので気をつけている
料理が得意。みずきとよく食事の支度をしている
動物に好かれるが虫は嫌い
熱・力・金や宝具等を察知する力を持つ(トレハン持ってるなこいつ)
カタン
太陽系に属する地球の男性体の星の精。星の精はトパーズ達の持つ対応したクリスタルに召喚される契約を交わしている。しかし本来カタンを召喚するはずの琥珀がテティスと特殊な契約を交わしている為、カタンは召喚者を持たずトパーズ達の旅を影からサポートしている。
かなり早めの段階で二代目太陽系星の精として誕生したため、初代太陽系星の精達のことをよく知っている。ので、シリウスとは友達のように接し、よく悪戯をしてはシリウスを困らせている
自然(龍脈)、生命エネルギーの力を持つ
ルナ
太陽系に属する月の女性体の星の精。アイビーと契約を交わす
お淑やかなお姫様のような容姿をしているが、強気かつ非常に好戦的な性格
強いヒーリング系の力を持っているが、同等の威力で攻撃呪術を使うこともできる
強い力を持つ者に憧れており、自身の父親である「螢」と戦うことが夢
闇・引力・精神(スピリチュアル)・守護・癒やしの力を持つ
ディモス
太陽系に属する火星の星の精。ウォーターと契約を交わす
ルナと同様、お淑やかなお嬢様のような容姿だが、こちらは中身も見た目通りのお嬢様
控えめで大人しいが、事件となれば真っ先に動き問題解決の為に協力を惜しむことはしない
植物の世話をするのが好き。好きな花は薔薇だが、とある品種の薔薇とは因縁があるらしい
龍脈・火・魅了(チャーム)の力を持つ
エラーラ
太陽系に属する木星の星の精。ティアラと契約を交わす
16歳程の女性体で、天真爛漫。ティアラとはとても気が合うのかしょっちゅう二人で行動している
自分より小さい男の子が好き。所謂ショタコン。可愛い男の子を侍らすのが好きらしく、特にテティスはよく標的にされており、小間使いのようなことをさせている
木・雷・原子の力を持つ
テティス
太陽系に属する土星の星の精。琥珀と契約を交わす。琥珀はカタンとも契約を交わしているが、テティスは琥珀以外に適合する召喚者がおらず、琥珀はカタンとテティスと二重契約を交わしている
12歳程の少年のような容姿をしているが、とある事件に巻き込まれ誕生時に呪いがかけられており、器の成長がその大きさで止まってしまっている。実際は18歳くらいの青年の容姿である。非常に頭がいい
太陽系の星の精達の中ではシリウス、ルナに次いで強力な力を持っており、その強力な力でトパーズ達を地球内の様々な場所へ転移させてくれたり、ピンチの時にちょっとした呪術でサポートをしてくれたりする
土・死(終焉)・空間・次元の力を持つ
ティタニア
太陽系に属する天王星の男性体の星の精。イエローと契約を交わしている
女たらしな性格で、暇さえあれば下界の女性に声をかけている。女性体の星の精相手にはナンパをしない。怖い子達が多いから
そんな性格ではあるが非常に仲間思いで、傷ついた仲間のことを頻繁に気にかけたりなどしたり、悪いことをすれば真剣に怒ったりもする
扱う力は風・光・魅了(チャーム)の力
ネレイド
太陽系に属する海王星の女性体の星の精。ダーツと契約を交わしている
シリウスと未契約の間、太陽系の星の精達皆をまとめるリーダー的存在であった
非常に情報通でテティスと共にトパーズ達をよくサポートし、次の目的地へ導いてくれる
貫禄を感じさせるような口調で話すが、ヘアアレンジが得意だったりと女の子らしい一面も持つ
海・水・氷・楽器の力を持つ
カロン
太陽系に属する冥王星の男性体の星の精(現在冥王星は太陽系惑星から外されてしまっているが、作成当時は太陽系の惑星だった為このままの設定)
トパーズと契約を交わしている
子供の世話が大好きで、イオンとステラの面倒をよく見ている。面倒見のいいお兄さん
非常にのんびり屋で昼寝も好きだが、扱う力は主に破滅の力が強力で、戦闘能力は高め
他、氷・闇・念の力を持つ
イオン
小惑星の星の精。ステラのことを実の妹のように可愛がっていたため、ステラがブレウスへ寝返った際いろんな意味で大ダメージを受けた
星の精は肉体の成長が遅いため、見た目は5才の男児であるが非常に達観している
器が幼いため、まだ力をうまく使うことができずカロンと行動を共にしていることが多い
ステラ
彗星の二代目星の精。3才女児と変わらない容姿をしているが、非常に協力な魅了(チャーム)の力を持つ
ティタニアと契約を交わす際、引っ張られるような形で一緒に召喚された星の精。実はブレウスの放ったスパイであり、ブレウスで身につけた成長術で皆を撹乱し、数々の星の精達にダメージを負わせた
現在はトパーズ達と和解し無邪気に皆と過ごしている
現在太陽系に属する星の精達はシリウスを除く全員前世が人間であり、人間の頃自害し、その人生を終えている
アトラス
土星の初代星の精。女性体
トパーズ達の前世である星の精達と一緒に過ごしていた星の精
太陽系の星の精や宇宙の仲間達、そして世界を愛しており、世界を守るためなら自らの犠牲も厭わないと考えている
というのも、アトラスが持っている土星の「死(終焉)」の力は、自身の大量の呪力を消費する代わりに使用することができる力であり、当時のアトラスの器はまだこの力を使うために耐えうることができる状態ではなかった
しかしブレウス星が攻撃の態勢に入ったため、それを食い止めるためにシリウスの制止も聞かずその力を使ってしまう。結果ブレウスの侵攻を一時的に食い止めることはできたものの、アトラス自身は力に耐えきることができずに消失してしまった
この頃には既に二代目の土星の星の精であるテティスが誕生しており、アトラスはテティスを大変可愛がっていた。テティスもアトラスによく懐いていたのだが、この事件がきっかけでテティスにかけられていた呪いが発動してしまう
本来であれば、この旅でテティスと召喚契約を交わすことができるのは転生後の彼女だったのだが、彼女は消失してしまい転生できなかったため、テティスとうまく力が適合した琥珀が代わりに召喚契約を交わしている
妖精国
事の発端は、地球では夏の大三角形と呼ばれる「ベガ」「アルタイル」「デネブ」の三国の妖精国で起きた
三国の星々の近くに突如小さな黒星が現れたのを天帝が発見する
天の川銀河の統括者としてシリウスに監視命令を出していたが、ある日突然、その黒星は急成長を遂げ、周囲の星々を破壊・吸収しながら成長していった
脅威を感じた天帝はその星に「ブレウス」と名付け、シリウスに調査をさせようとするがブレウス星の性質上なかなかうまくいかず、手をこまねいていた
そんな矢先、アルタイルで生活するとある一家がブレウスに襲撃され、両親は惨殺、二人の子供が行方不明になるという事件が起こる
その一家はアルタイルの妖精長、凪の妹家族であり、妹一家を失ったことから凪はブレウスに対し強い憎しみを抱く。同時にブレウスの存在を問題視していたベガの妖精長クレス、デネブの妖精長響も凪の主張に同調し、三国はブレウスに対して宣戦布告をし、戦争が始まる
やがて長い戦いの中で三国は徐々に疲弊していき、ある日ブレウスの手によってアルタイルとデネブが襲撃され、凪と響が瀕死の状態で発見される
彼らをなんとか助けたクレスの国、ベガは未だ比較的無事ではあるが、この国もそう長くはもたないだろう
クレスはかつて研究を進めていた、「クリスタルのアビリティ化計画」を実行する
願わくば、このベガの力が選んだ子どもたちが、この現状を打破する鍵になるようにと…彼は、凪と響が眠るウルドの泉で祈る
妖精国ベガ
ベガにしか咲かないクリスタルフラワーという花と、大量の泉が地面を埋め尽くしている星
大気は非常に澄んでおり、空は常に夜で暗いが星明かりが足元を明るく照らしてくれる
クリスタルという巨大な七色の結晶を星の力の源としている
ここに住む妖精は殆どが妖精族だが、稀に天使族も生活している
クレス
男性/妖精国ベガの妖精長
自国の力の源であるクリスタルが持つ力を細かく分けて能力化し、そのクリスタルの使い手を探し星の危機を救おうと考える
隣国のアルタイル長の凪、デネブ長の響とも仲が良く、消失寸前の二人を見つけ、危険を承知で匿うという非常に仲間思いな面がある
また孤児を保護して育てたりと、面倒見がいい
何故か凪に非常に気に入られており、振り回されることもしばしば
母、三人の姉、そして従姉妹など気の強い女性に囲まれて育ったため、ビジネス以外であまり女性と関わることはしたくないようである
クラリス
女性
妖精国ベガ出身であり、妖精長クレスの従姉妹にして世話役
ベガの危機を救うため、クリスタルの使い手を探すようクレスから命を受け地球へ降りる
しかし面倒くさがり屋で自身の星の危機だというのに半ば押し付けるようにトパーズ達にクリスタルの使い手探しを託し、そのまま帰ってしまう
正直クレスの世話役とかいうのも面倒くさい
レプレナ
女性/ウォーターシティ出身
琥珀の姉。元はウォーターシティで神の泉を管理する巫女をしていたが、ベガの星の精が封印されたことによりベガ星が消失を防ぐ為ベガの星の精に似た力を持つレプレナを自動召喚してしまう
これによりレプレナは数年間、故郷から離れベガでクリスタルの守護をすることになった
最初こそ戸惑いはしたものの、自身に与えられた重大な使命をしっかりと受け止め、故郷のことは忘れるつもりで使命を全うしていた、非常に強い女性
紅袮
男性
ある日、ベガの国で瀕死状態で倒れているところをクレスが発見し、保護される
名前を含む全ての記憶を失っており、クラリスから「紅袮」という名前を貰い、ベガの宮殿でクレスのサポートをしながら過ごしていた
二枚羽がないところから見ると、他国で生まれた天使族のようだが…
氷雨
男性/妖精国ベガ出身の天使族
幼い頃に両親を亡くし、クレスに育てられた
絃を操り、舞うように戦う
普段は案内屋をしており、トパーズ達をベガへ案内する道すがら、幼馴染である夜に重傷を負わされディレイスへ落ちる
物腰柔らかな言動をしているが、戦闘となると人が変わったようになる
二重人格で内にもうひとりの人格を抱えており、彼が何やらブレウスと関わりがあるようである
夜
男性/妖精国ベガ出身の天使族
孤児であり、クレスに育てられる
氷雨とは幼馴染で、飛針を使う戦闘を得意としている
氷雨の内に眠っているもう一人の人格がブレウスからの刺客だということを知り、氷雨から刺客を殺す為に氷雨に飛針を向けた。
しかしそれはブレウスが夜を寝返らせる為に仕掛けた罠であった。
妖精国アルタイル
豊かな自然と水がある星。地球に似たような環境ではあるが、魔力の影響を受け植物や動物達が凶暴化しやすい。また、水はあるが海は存在しない
過去にあったとある事件後アルタイル星の精と星の力の源が姿を消し、現在は妖精長の直系が星の力の源を強力な魔力として胎内に宿している。そのため妖精長が星の精と妖精長の二役を担っている
ここに済む妖精は天使族が多い
凪
男性/妖精国アルタイルの妖精長、天使族
非常に強力な魔力の使い手だが、その魔力の強さは胎内に宿している星の力の源の影響を受けているため
そのため疲れ知らずで様々な問題も即座に解決していく、非常にハイスペックな力の持ち主だが、それも星の精の代わりに星の力の源を管理しているがゆえのバフである
また、非常に思慮深く頭が切れる参謀タイプ。この世の全てのことを知っているのではないかと思ってしまうほど博識で、凪に訊けば大体のことは解決する
非常に明るい性格で、三国の妖精長の中ではムードメーカーとしての役割を果たす。が、怒らせると怖い。おじさんと言われた時が一番怖い
両親と妹がいたが、ブレウスの襲撃によって全員を亡くしている
クレスとは幼馴染であり好意を寄せているが、全く相手にしてもらえないようである(それでも全くめげない)
蘇芳
男性/妖精国アルタイルの天使族
凪の甥
非常に強力な「蘇生」の力を持っており、その力を狙ったブレウスによって両親を惨殺され、姉と共にブレウスの本拠地に連れ去られてしまう
そこで数々の人体実験を受けるが、ふとしたきっかけでブレウスの本拠地から脱出することに成功する
とても穏やかな性格で物腰柔らかく、詩音や浅葱、氷雨など、姉や幼馴染以外の人物が相手の時は基本敬語で話す。が、怒らせると怖いところは伯父譲りのようである
特殊な魔術を多く会得しており、そのうちの一つを氷雨を通しキールに会得させたことで初めてトパーズ達と関わりを持つ。トパーズ達の旅に合流してからは、彼らが妖精国ベガに渡るまでの道のりをサポートしてくれている
詩音/アリンダ
女性/妖精国アルタイルの天使族
蘇芳の姉にして凪の姪。凪と同じく非常に強力な魔力を持っており、その力は幼い少女の時期でありながら大の大人である父親をふっとばす程である
非常にしっかりした姉らしい女性でありながらとてもお転婆で、昔から伯父である凪はよく手を焼かされていたらしい
幼い頃、蘇芳と共にブレウスの本拠地へ連れ去られ、ブレウスに洗脳されアリンダという別人格の名を与えられる。そこに詩音としての人格はほとんどなく、敵としてトパーズ達の前に現れたアリンダは数々の妨害をしていく
後に蘇芳と再会したことで詩音としての人格が覚醒し、詩音とアリンダの二つの人格を持った彼女は混乱し、迷うことになる
海
女性/妖精国アルタイルの天使族
凪の妹。詩音と蘇芳の母親
非常に強力な「蘇生」の力を持っていたが、強力が故に「蘇生」の力のとある性質上攻撃魔術を殆ど会得することができず、ブレウスに襲撃された際なすすべもなく命を奪われてしまった
少々抜けているところがあり、雰囲気がふわふわしているとても心優しい女性
ベガの祭事の時に一家でベガを訪れ、その際案内屋をしていたベガの妖精、常磐と出会い後に結婚している
ブレウスに襲撃され亡くなった後も魂だけ天の川に留まり、何かを守っているようである
妖精国デネブ
「変化と創造の力」を持つ錬成の柱を星の力の源としており、その力の恩恵を受けて作り出された「錬金術」という特殊魔術によって発展した国
街全体が工業都市のようになっており、魔術科学技術は三国の中で一番進んでいる
三国の中で妖精長が唯一世襲制ではない国であり、妖精長が亡くなると、その時の星の精が新たな妖精長となる資格を持っている者を選出するという仕組みになっている
響
男性/妖精国デネブの妖精長、天使族
幼い頃に父を亡くしたことがきっかけで引きこもりとなっていたが、鴫に妖精長として選出されたことで心身ともに成長を遂げる
天才錬金術師と呼ばれていた父に非常に憧れており、幼い頃から父の傍らで錬金術を学んでいた。父没後に父が完成させることができなかった「魔術錬成」という特殊な技術の錬成法の研究を引き継いで完成させたり、鴫と共に新たな錬金術を生み出したりと、錬金術の才能はまさに天才と名高い父譲り
幼い頃は少々引っ込み思案であったが妖精長として日々成長し、またクレス、凪と出会ったことで、大人しい雰囲気でありながらも凪のノリにノリノリでついていったりと結構イケイケな性格に変貌している
妖精長らしく思慮深い面もあると思いきや、錬金術による科学反応を使用して強引に事を解決するという脳筋っぽさも持ち合わせている
鴫
男性/妖精国デネブの星の精
星の核をその胸の内に宿し、別名「賢者の石」とも呼ばれる星の精
星の力の源そのもののような存在なので、錬金術における常識である「等価交換の原則」を無視して錬成を行うことができ、その体を傷付けられても星の自己防衛機能が働き、瞬時に傷を治してしまう。致命的な傷を負うか、または少しでも体に老朽化が見られた場合は「器替え」を行い、今までの記憶はそのままに新たな人格、新たな器を形成し、生まれ変わる。それにより「賢者の石とは無限に好きなものを錬成することができ、また不老不死の力を持った夢のような鉱物」という伝説が広まったとされる
鴫のような特殊な性質を持った星の精は他に存在しない
デネブがブレウスに襲撃された際、響を庇った鴫はブレウス本拠地へ連れ去られてしまう
妖精国の特殊システム
星は基本、星の精の存在と力によって存在を保てているが、星の精がいなくなるとその防衛力は非常に脆くなる
しかし星の精がいなくなっても妖精長が存在している場合、短期間ではあるが妖精長が星の精の代わりとして務めることで星の力をそのままに存在を保つことができる
また、星によって星の防衛機能はまちまちであり、例えば星の精が星を離れてしまったデネブを現在守っているのが妖精長の響であるのに対し、ベガは星の精が封印されてしまったために他の星からそれに近しい属性を持った魔力の高いヒトを自動的に召喚して一時的に星の精の代役にしてしまうなど、星が勝手に自分の判断で特殊な動きをすることがある
星の精の代役を務めることができるのは魔力を持った妖精長のみで、魔力を持たない人間が大半を占める星の場合は、星の精を失えばすぐに崩壊してしまう
他味方側の人たち
浅葱
男性/妖精国アルタイルの近くに存在する、非常に小さな小惑星に住む天使族の妖精
代々精霊王の名と役割を継ぐ家系に生まれ、現在の精霊王としてヒトの世の森羅万象を監視、管理している
森羅万象を管理できるということもあり、他の妖精ではなかなか扱うのが難しい魔術も多く習得しており、呪術と自身の魔術を合わせることで非常に強い呪いや封印効果を解くことも可能
浅葱がいる星は「精霊の居城」と呼ばれていて特殊な道を通らなければたどり着けないようになっており、転移術等で向かうことは勿論、目視もできないようになっている
ブレウス星に拉致されていた蘇芳がブレウス星から脱出した際、偶然この星に流れ着き、浅葱に助けられている
零
男性
悪魔と天使族の妖精のハーフ
悪魔は本来魔力を扱うことができないが、妖精の血を半分引いているため魔力を使用することができる
そのためその力を欲した他の悪魔達によって幼い頃から数々の人体実験や虐待を受け、弟と共に命からがら悪魔の星を脱出した(半妖精の為、天帝の施した封印を無効化することができたらしい)
その後はベガに流れ着いてクレスに拾われ、孤児として氷雨や夜達と共に育つ
氷雨と共に案內屋をしているが、小間使いとして使われることが多く常に不服そうにしている
性格は冷静かつクールで、あまり笑うことがない。意外と聞き分けがよく、氷雨から与えられた無理難題に文句を言いながらもきちんと従ってくれたりする
悪魔の血を引いている為、猫に変身することができる
星
男性
悪魔と天使族の妖精のハーフ
零の弟で、零と同じく魔力を扱うことができる特異な存在
しかし星は幼すぎたためか、はたまた零が星を庇っていたためか、人体実験の対象になることはなく物心つく前に零に連れられ悪魔の星を脱出した
そのため零とは対象的に明るく天真爛漫な性格をしており、よく笑い人懐こい
とはいえ兄が過去に故郷で何をされていたのかというのはクレスから聞かされ知っているので、兄のトラウマを呼び起こすようなことにならないよう密かに守っている
兄は猫に変身することができるが、星は犬に変身することができる